落雷には火災保険や火災救済で備えておく

落雷には火災保険や火災救済で備えておく

落雷により住宅に被害が及んだ場合には、火災保険で損害を補うことができます。
例えば、雷が家の中にあるパソコンやテレビ、エアコンといった家電製品に雷が直撃しなくても、電柱や木立に落雷することでサージ電流が家庭内の家電製品に流れることで電子回路を破壊してしまった場合にでも適応されます。
また、落雷により火災や爆発に際しても家財や建物に対して同様に補償金が支払われることになっています。
具体的には家具が焼けてしまったり、衝撃によって転倒することで壊れたケースなどがあげられます。
火災保険は基本的に「人」に対しての補償ではなく、「モノ」に対象とした補償となります。
そのため、加入時には、家屋と家財の双方に補償が適応されるようなものを選択することがおすすめです。
落雷による被害は年々増える傾向にあります。
住んでいる地域によっては雷による被害が多いところもありますので、万が一に備えて十分な補償を用意しておきましょう。

落雷によって想定される被害とはどれほどのものか

落雷というと建物に雷が直撃して強い光を放つイメージですが、実は建物や屋内にもたらす被害の方が重要といえるのではないでしょうか。
落雷によって想定されるのは家電やPCの破損、ネットワーク機器の破損に電源、通信設備の破損が挙げられます。
落雷は直撃でなくても、想定される以上の電圧や電流が流れ込むので、電源や通信を物理的に遮断する仕組みがなければ、その先に繋がる機器の破損は免れられないです。
雷サージなどの対策があれば、サージを吸収する装置の破損程度で済むかもしれませんが、結局のところは雷の強さに左右されるので運次第です。
また、近年はオール電化を導入する家庭が増えていますが、省エネを目的とした家電や設備は落雷に弱い傾向なので注意が必要です。
最悪のケースだと火災が想定されますが、屋外に生えている木に落ちても火花が出ますし、電流が流れ切らずに発熱すれば出火もあり得ます。
人に直撃すればひとたまりもなく、命が奪われることもあるので、財産が奪われたり二次被害が発生するばかりか、命の危険もあるのではないでしょうか。